外交交渉 2012 12 31

 2012年12月30日の朝日新聞によると、
自民党が衆議院選挙で検討課題として掲げた、
尖閣諸島への公務員の常駐について、
自民党の副総裁が、現状では、
公務員を常駐させることには慎重な考えを示したとあります。
 これについては、私は、今となっては、
「どうしようもない。仕方ないか」と思っています。
 なぜかというと、自民党は、最初から中国に負けていたのです。
たとえ話をすれば、「相手から何も言われていないのに、
自ら術中にはまっていた」ようなものでしょう。
 そもそも、安倍氏が率いる自民党は、
中国からは、タカ派や右派と見られていました。
あるいは、日本の右翼だと見られていました。
 だから、選挙期間中は、
「尖閣諸島へレーダーサイトの設置、
さらに陸上自衛隊の常駐」と言っても、不思議はなかったのです。
中国側も、「やはり、安倍氏は、タカ派だ」と思ったでしょう。
 その後、政権を取ったら、
外交交渉で、「レーダーサイトの設置」を取り下げればよいのです。
 こうすることで、日本を譲歩させたとして、
中国の高官に手柄を立てさせることができたのです。
 その次の外交交渉では、
「陸上自衛隊の常駐」を取り下げて、
また中国の高官に手柄を立てさせるのです。
 こうして、日本は「普通の公務員」を尖閣諸島へ常駐させることができ、
一方、中国では、高官が二人も手柄を立てて出世をするということで、
お互いにハッピーな関係になれたと思います。
 日本は、外交が苦手科目なので、
つまり、日本人は、外交交渉が最も苦手なので、仕方ないかもしれませんが、
私は、「もっと上手に交渉できないものか」と、いつも、ため息をついています。
 最初は大きく出て、後は着実に駒を進めていく。
どうして、日本人には、こういう発想ができないのか。
 それとも、私が「日本人離れ」しているのかもしれません。
私は、青少年の頃、中国の古典文学どころか、
孔孟、老荘など中国の思想も学びました。
さらに、中国の兵法も学びました。
 兵法というと、みんな「孫子の兵法」を連想しますが、
私は、これには大いに不満です。
中国には、ほかにも偉大な兵法家が多数存在したのです。
































































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